「あかりとり」という名前

窓辺

「あかりとり」という名前は
「明かりとりの窓」から来ています。

暗い建物の中、壁にあいた小さな窓から
自然な光がさしこんでくるイメージです。

鋭く強い光ではなく、
手の届く範囲をほわんとやわらかく照らすあかり。

周囲にいる人の足元をそっと照らしたい
今歩んでいる道と、少し先が見えるように。

 

 

 

名付けたのは2019年秋頃。
手痛い失恋をして、自分と向き合いながら
その傷をじっくり消化していた頃です。

傷つきながらも毎日痛みは変化するんですよね。
あまりにもみじめになって
「なんでこんな人生になっちゃったの?失敗じゃん」
と思った次の日に
「もう大丈夫!」
ってなったり
山を登ったりくだったりしながら
少しずつ傷を癒していきます。

毎日ごはんを食べて、仕事をして、
お風呂入って、洗濯して、
ときどき泣いて、笑いたいときは笑いながら。

 

そういう毎日の変化ってあまりにも小さくて
あとから思い出そうとしても
その頃には記憶から消えている。

今だったら、
同じように傷ついて
「この痛みはいつ消えるんだろう?」
って考えてる人の役に立てるものが書けるんじゃない?

痛みを味わって消化していく経験を
自分のためだけに使うんじゃなく
何か生産的なこと(役に立つこと)に使おう。

 

そんな思いで発信をはじめた頃
うまれた名前が「あかりとり」でした。

 

 

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