こんにちは、あかりとりです。
今日は私が手織りをはじめたキッカケと
手織りを通してやりたいなと思っていることを
書いてみたいと思います。
私が手織りをはじめたのは17歳の頃でした。
通信制の高校に在籍しはじめたのと同じ頃。
ラジオでとある手織りの創始者の方のお話を聞いて
親子で感銘を受けたのです。
その後母親がその手織りの教室で
習ってきた内容を家で私に教えてくれました。
もともとつくることが好きだったので
手織りもすぐに好きになりました。
1台の織り機を母と交代で使って
夢中になって織っていました。
それが私が手織りをはじめたキッカケです。
それからすぐに教室をはじめて
デパートやギャラリーで展示をしたり
イベントに参加したり
福祉施設にボランティアに行ったり
様々な活動をしました。
いい経験をさせてもらえて
よかったなと思います。
私はずっとものづくりが好きでした。
だまっていても何も利益がなくても
ものづくりはやっているのですが
仕事として続けるときには
目的を自然と考えるようになりました。
私が昔も今もやりたいのは
ひとの心をふるわせることです。
感動したり、うれしがったり
しみじみしたり、
そういう心のふるえが
ひとと「生きること」を結びつける
つながりを作ることになると思うから。
自分がそういうふるえを感じることで
生きることにつながりを持てた感覚があるからです。
手織りやそれにまつわる活動で生み出せるのは
本当に小さな小さなふるえですが
そういうものを生み出していきたいです。
小さな1日のなかで
あたたかい春のさんぽ道で
ふわりとまとった布と一緒に
ひとつ静かに呼吸する
そんな瞬間をつくっていきたいです。