祖母とのお別れをしてきました

先日、祖母の危篤の知らせを受けて
1週間ほど実家に帰っていました。

意識はなく、
亡くなった瞬間は夜中でそばにいなかったけど
息のあるうちに
これまでの感謝やお詫びの気持ちを
言葉で伝えられてよかったです。

その日のうちに関東に住む叔母夫婦が
翌日には東海に住む叔父が来ました。

そこから火葬&葬儀までの数日間
宿泊設備のある葬祭ホールで
共同生活をしました。

お線香を絶やさないよう気にしながら
1時間しりとりをしたり、
家族会議をしたり、
ごはんを食べたり、お風呂に入ったり。

葬儀までにはたくさんの儀式があるけれど
そのひとつひとつに込められているのは
「もう戻らないように」
ということなんだなぁと感じたり。
それは、この世とあの世を
分ける意味を込めているんだなぁと感じたり。

壁一枚隔てただけの空間に
亡くなった祖母がいて
こちら側には生きている私達がいて
何度も触れて
「あ、ほんとに冷たいんだ」って確認して、
とても特別な時間でした。

なんにもなかったような気もするし
すごくたくさんのことがあったような気もします。

感じたこと、ぜんぶ言葉にすることができても
なにも説明はできない気がします。

 

パッと見おとなしそうだけど
めちゃくちゃ頑固。
愛はあるけど一方的で
濃く関わった人が苦しんだ。
私にそっくりな祖母でした。

人によく思われようという
処世術とは縁のない人でした。
もう少し上手にやればいいのにと
上手にできない孫は思うのでしたが
自分に与えられた環境のなかで
家族を守り、命を全うした祖母を
立派な人だなぁと思います。

そしてそういう祖母との
お別れの時間を作ってくれた母に
感謝の気持ちです。
(でもケンカはする)

 

なんだかもっと話したいのですが
今日はここまで。

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