ここ数日、人から言われたある言葉が くり返し頭の中に浮かんできてて けっこう沈んでいた。 たまの休みにもほとんど動かず ごはんを食べてうとうとして ぼんやりするだけ。
気にしていないと思っていたけど けっこう気にしていたんだな。
そんななかでも努力していたのは 簡単でも手をかけたものを口にすること、 よく眠ること、自分を責めないこと、 自分にできる仕事をがんばること、 人への親切をできるだけすること、 食べたいものを食べること。
「落ち込んでても ごはん食べて、できる仕事をして 生きていくしかない」
と私が言ったら とある知り合いが
「食べれることはしあわせだよ」
と言った。 彼女はストレスが大きくなると 食べられなくなるタイプだから (無理に食べても体が受け付けず吐いてしまう) 食べられないことの大変さをよく知っている。
私が持っていない 「人と仲よくなる能力」 を彼女は持っている。 人に関心を寄せ、声をかけ、親切にする。 たくさんの人にそれができる。 弱っていてもできる。
彼女が持っていない 「どんなときでもごはんを食べる能力」 を私は持っている。 どんなに落ち込むことがあっても どんなに緊張していても 3食丸々食べられないということはない。 1日のうちどこかでは食べられる。
休みの1日、食べて寝るしかしていない と思っていたけど 食べるから次の元気への基礎がつくれる。 食べられることも力のひとつなんだなと 彼女が教えてくれた。
元気のない1日のスタート、 ごはんを食べ、仕事をして、帰宅して、 「これは私の力なりー!」 と思いながら夕ごはんを食べたら 少し元気になっていた。